仮想テープ・アプライアンス

価格、パフォーマンス、拡張性の全てに優れたメインフレーム用仮想テープ・アプライアンスです。
企業全体のローカルおよびリモートにおけるバックアップとアーカイブ用テープのデータ管理とセキュリティ戦略を集中管理します。

仮想テープソリューション

主な機能

  • 様々なOSに対応
  • JCL変更不要
  • 複製機能
  • 重複排除機能
  • 装置毎に最大4 FICON チャネル
  • 最大16,384 ロジカル・パス
  • テープの保管、取扱い、輸送、
    管理コストの排除
  • テープ機器の保守費用の排除
  • データセンターの設置場所の削減、電源、空調等の削減

仮想テープ技術

仮想テープ・アプライアンスはディスク・ベースのストレージ・システムでメインフレーム・アプリケーションからは完全に標準的な3490/3590テープ・ドライブとして認識されます。
「仮想テープ」は、物理的に装着するテープが無いことを意味し、それによって飛躍的にマウント時間を減少でき、さらに物理的なドライブ数の制限事項から解放され、また一般的にテープに関連した無駄な場所を排除します。

仮想テープ・アプライアンスは同時に256の仮想テープドライブと仮想ドライブに対して16,384パスをエミュレートします。これはメインフレームのアプリケーションはもはや物理的に使用可能ドライブの待ち時間を気にすることが無くなり、エンドユーザと情報システム部門の両者にメリットがあります。
冗長化と拡張性の高い管理機能の提供により、局部的な障害、電源障害から解放します。仮想テープ・アプライアンスは非常に高い連続稼働と帯域を提供します。
冗長化コントローラー・オプションは 全てのコントローラーが利用可能時にはバンド帯域を拡張し、機器が使用不可能の場合でも完全なアクセスを提供します。全てのPool情報は導入されている全てのテープ管理ソフトと完全に同期し、全てのユニットに対して適応されます。

設定

ウエブ・ベースのグラフィカル・ユーザ・インターフェイス(GUI)の設定とモニタリングを提供します。このGUIはシステムの現在状況確認、リソースの使用分析等の情報共有に使用します。このインターフェイスはストレージ管理者が設定時間を効果的に使用でき、新任の管理者への教育時間を
軽減できるように設計しました。全てのステータス・パネルは現状を簡単に認識できます。ドライブへのパスの設定はもとよりライブラリー・プールの確立が簡単に出来る双方向のインターフェイスです。

移行

仮想テープ・アプライアンスはZ/OS, OS/390テープ管理アプリケーション、CA-1, ZARA & RMMで稼働し簡単に移行が可能です。
重要なことには、メインフレームまたは仮想テープ・アプライアンスにアクセスするためのアプリケーションに変更を加える必要はありません。またz/VSEテープ管理システムのEPICもサポートされています。
仮想テープ・アプライアンスは既存のテープシステムと共に設置し、完全な変換を行わずに自分のペースで実装することができます。

仮想テープ・アプライアンス

システム仕様

対応OS
• IBM z/OS, OS/390, z/VM, z/VSE

接続性
• Up to 4 FICON channels
• Up to 16,384 virtual paths

仮想テープ・システム
• 6 to 256 virtual tape drives emulating
• 3490/3590 drives
• Any size Virtual volumes
• RAID redundancy

対応しているテープ管理ソフト
• CA-1, ZARA & RMM.
BIM-EPIC (但し前提ではない)

テープとライブラリのサポート
• Open System Tape librariesとはOpen System Backup server経由で互換性あり

ハードウエア仕様

ベース筐体
• 19インチ・ラック・マウント型(2Uを使用)

電源供給
• 冗長型ホット・スワップ対応

冷却機能
• 冗長型ホット・スワップ・ファン